13th album
下山静香 [ New Album ] CDデビュー20周年記念盤
《 PIAZZOLLA PIANO 》
ピアソラ ✕ ピアノ 中南米ピアノ名曲コレクション特別編
ピアノ:下山静香
―― そこににじみ出るピアソラのオリジナリティ、ぬぐい切れないタンゴ的なセンスを下山さんはバランスよくとらえている。バランスは大事なのである。その点本作はとても良いバランスを保っている。ピアソラらしい「冷めた狂気」もちゃんと見え隠れする。
—— ラテンアメリカ音楽研究家・西村秀人 (CDブックレットより)
―――「レコード芸術」 2023年3月号 特選盤に選出!
「・・(略) ・・下山の磨かれたタッチと良く整理されたソノリテ、先鋭な感性でよく捉え印象深く聴かせる。・・(略)・・(CD)デビュー20周年、円熟を極める下山のピアニズムが十全に発揮されたピアソラのピアノ・アルバムの決定盤。筆者の今月のペスト3の1枚。」那須田務氏 評より
「・・(略)・・下山の演奏は音色の鮮やかさと明るい響きから曲の細部やそのニュアンスや生命力がストレートに伝わってくる。・・(略)・・《アディオス・ノニーノ》のピアノ版は、堂々とした貫禄で強い情感を込めた力演。・・」草野次郎氏 評より
《 収 録 曲 》
◆メランコリコ・ブエノスアイレス
Melancólico Buenos Aires (編曲:壷井一歩)
◆前奏曲 1953 Preludio 1953
◆ピアノのための組曲 第2番 Suite para piano No.2
1. 夜想曲
2. ミニアトゥーラ
3. バルス
4.クリオージョの踊り
◆大草原の夕暮れ Tardecita pampeana
◆3つの前奏曲 Trois préludes
1. レイジアのゲーム (ピアノのためのタンゴ前奏曲)
2. フローラのゲーム (ピアノのためのミロンガ前奏曲)
3. サニーのゲーム (ピアノのためのワルツ前奏曲)
◆ちっぽけな人生 La vida pequeña (編曲:下山静香)
◆アディオス・ノニーノ Adiós Nonino
◆バルシシモ Valsisimo
--- ボーナス・トラック ---
◆フーガと神秘 Fuga y misterio
ピアノデュオ版 (1st & 2nd piano:下山静香)
12th album
下山静香 中南米ピアノ名曲コレクション
シリーズ第3弾は、お待ちかねのブラジル! 2021年8月末先行リリース
《アルマ・ブラジレイラ ~ショーロ&ブラジルタンゴ コレクション~》
―――「レコード芸術」 準特選盤に選出!
リオが生んだ都会派音楽ショーロ、ハバネラやマシーシが混じり合って誕生したタンゴ・ブラジレイロ・・・「ブラジルの魂」が宿る代表的ピアノ名曲を、一挙収録!
ピアノ:下山静香 ギター:竹内永和(アレンジ&演奏で2曲参加)
発売元:シルフィードレコーズ 販売元:株式会社エス・ツウ 2,500円(税込)
12th album
『アルマ・ブラジレイラ Alma Brasileira』
◆収録曲
H.A.deメスキータ:バトゥーキ
C.ゴンザーガ:ガウーショ
E.ナザレ:ブレジェイロ/オデオン/フォン-フォン
/テネブローゾ/カリオカ/プランジェンチ
Z.deアブレウ:チコ・チコ・ノ・フバー
(F.ミニョーネ編2台Pf版)
E.ソウト:山の夜明け
H.ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番(ブラジルの魂)
/ヴィオラの弦で〔Gt.&Pf〕
ピシンギーニャ:カリニョーゾ〔Gt.&Pf〕
R.ジタナリ(ニャタリ):アルマ・ブラジレイラ
/マニョザメンチ
11th album
『アルマ・エランテ』/下山静香
―――「レコード芸術」 準特選盤に選出!
スペイン・中南米クラシックの名手として知られるピアニストが贈る、オール・アルゼンチン・アルバム《アルマ・エランテ》。アルゼンチンを代表する作曲家たちーーヒナステラ、アギーレ、ラミレス、グアスタビーノによるピアノ名曲の数々は、下山静香ならではの個性輝く必聴盤。
※「特薦」4番目に記事掲載されています
アルゼンチンの至宝/フォルクローレ・アーティスト
フアン・ファルー氏からのメッセージ (ブックレットに掲載)
アルゼンチンの至宝/フォルクローレ・アーティスト
フアン・ファルー氏からのメッセージ (ブックレットに掲載)
「下山静香はこのアルバムで、その演奏家としての美質と並外れた音楽性を聴かせているだけでなく、アルゼンチンの音楽に対する深い理解を顕している。
私はアルゼンチン人として、そして音楽家として、わが故郷の響きが彼女の手指とピアノに美しく宿り、気品と自然さをもって綴られていることを確約する。
最大の熱狂とともに、このディスクに祝福を!」 フアン・ファルー
「アルバムに寄せて」 (ブックレットより抜粋)
今回、「中南米ピアノ名曲コレクション」第2弾を編むにあたって「タンゴだけじゃないアルゼンチン」をテーマにしてみたい、という思いがありました。まず浮かんだパンパやガウチョのイメージを柱として、アルゼンチンを代表する作曲家による有名曲・掘り出し曲とりまぜてのラインナップにつながっていきました。そのなかに、当シリーズのプロデューサーでもあるギタリスト竹内永和さんの選曲・アレンジによるバルスとタンゴの名曲が配置されるという趣向になっています。
パンパに生きた人々の生き様に思いを馳せた『アルマ・エランテ ~さすらいの魂』。
アルゼンチンの大地に躍動するリズムと心のうたを、末永くお聴きいただけたら幸いです。
11th album
『アルマ・エランテ』/下山静香
―――「レコード芸術」 準特選盤に選出!
スペイン・中南米クラシックの名手として知られるピアニストが贈る、オール・アルゼンチン・アルバム《アルマ・エランテ》。アルゼンチンを代表する作曲家たちーーヒナステラ、アギーレ、ラミレス、グアスタビーノによるピアノ名曲の数々は、下山静香ならではの個性輝く必聴盤。
※「特薦」4番目に記事掲載されています
アルゼンチンの至宝/フォルクローレ・アーティスト
フアン・ファルー氏からのメッセージ (ブックレットに掲載)
アルゼンチンの至宝/フォルクローレ・アーティスト
フアン・ファルー氏からのメッセージ (ブックレットに掲載)
「下山静香はこのアルバムで、その演奏家としての美質と並外れた音楽性を聴かせているだけでなく、アルゼンチンの音楽に対する深い理解を顕している。
私はアルゼンチン人として、そして音楽家として、わが故郷の響きが彼女の手指とピアノに美しく宿り、気品と自然さをもって綴られていることを確約する。
最大の熱狂とともに、このディスクに祝福を!」 フアン・ファルー
「アルバムに寄せて」 (ブックレットより抜粋)
今回、「中南米ピアノ名曲コレクション」第2弾を編むにあたって「タンゴだけじゃないアルゼンチン」をテーマにしてみたい、という思いがありました。まず浮かんだパンパやガウチョのイメージを柱として、アルゼンチンを代表する作曲家による有名曲・掘り出し曲とりまぜてのラインナップにつながっていきました。そのなかに、当シリーズのプロデューサーでもあるギタリスト竹内永和さんの選曲・アレンジによるバルスとタンゴの名曲が配置されるという趣向になっています。
パンパに生きた人々の生き様に思いを馳せた『アルマ・エランテ ~さすらいの魂』。
アルゼンチンの大地に躍動するリズムと心のうたを、末永くお聴きいただけたら幸いです。
11th album
『アルマ・エランテ Alma errante』
◆収録曲
A.ラミレス:哀しきパンペアーノ/御者のサンバ
J.アギーレ:<アルゼンチンの歌>第1集~
5つの悲歌/ガト
A.ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
C.グアスタビーノ:ソナティナ/
カンティレーナ第1番
A.アイエタ:パロミタブランカ(白い小鳩)*共演竹内永和
C.ガルデル:ポルウナカベサ(首の差で) *共演竹内永和
10th album
『ライブ in アルバラシン』/下山静香
―――「レコード芸術」 特選盤に選出!
中世のまま時をとめたようなスペインの町・アルバラシンのサンタ・マリア教会にて行われた、当地ファウンデーション主催の演奏会を収録。
下山静香の10枚目にして初のライブ収録CDとなり、『レコード芸術』誌をはじめ多方面で絶賛された。
「疑いなくこれは、すでに少なくない下山静香のレコーディング中でも傑作のひとつ」―― 濱田 滋郎
「・・・(略)このようにすばらしい雰囲気だが、同時にこの演奏には、東洋的な表現のきめのこまかさがあり、それも大きな魅力となっている」――那須田 務
ヨーロッパ三美村に選ばれたこともあるアルバラシンでのレコーディングは、郵船トラベル主催ツアー〈下山静香と行くスペイン 音楽と美術の旅 vol.2〉(「ムデハル」をテーマにしたアラゴン編)と、kibidangoでのクラウド・ファンディング企画が合体して実現。
クラウド・ファンディング >>(*現在は終了しています)
《「裸足のピアニスト」スペインへの恩返しとしてCD&DVDを創りたい!
録音を担当した N&F/molto fineは、サンタ・マリア教会の音響を「全ヨーロッパを見渡してもなかなか類を見ない素晴らしさ」と絶賛、結果的にこのディスクは録音自体も高い評価を受けることとなった。
コンサートでの演奏曲から、人気曲〈コルドバ〉(アルベニス)や〈アンダルーサ〉(グラナドス)をはじめ、ギター演奏で知られるマラッツの〈セレナータ・エスパニョラ〉、モンポウ、トゥリーナの重要作品から現代のアブリルまで、スペインファンならずとも満足できるバラエティに富んだラインナップとなっている。
10th album
『ライブ in アルバラシン 』
2017年11月21日発売
価格 3,080円(税込)
◆収録曲
アルベニス:エボカシオン/コルドバ
グラナドス:アンダルーサ/オリエンタル
マラッツ:セレナータ・エスパニョラ
アブリル:ソナティナ
モンポウ:歌と踊り第12番/第14番
トゥリーナ:幻想舞曲集
9th album
『グラナドス:ゴィエスカス』/下山静香
―――「レコード芸術」 特選盤に選出!
―――タワーレコード月間推薦盤に選出!
2017年、グラナドス生誕150年のメモリアル・イヤーについに制作された、下山静香による《ゴィエスカス》。グラナドスの最高傑作と賞される組曲全6曲と、〈わら人形〉が収められている。
“スペイン最後のロマン派”ともいうべきグラナドスによる「ゴヤの世界」、ピアノならではの魅力を存分に味わえる作品ともなっている。
「天才画家ゴヤの描く世界にインスパイアされ、その集大成として創作された≪ゴィエスカス≫、その全編を満たす様々な感情をひとつひとつの音でよみがえらる下山の演奏は、聴く者にグラナドスが理想とし、その作品に盛り込んだ"スペイン的"な人生の物語をあますところなく想起させる。」 (C)RS
「 "ゴヤ風" を意味するこの組曲で表現されたのは、グラナドスが焦がれてやまなかったゴヤの描く男と女。石畳、光と影、マドリードの街を舞台に浮かび上がる彼らそのもの、情感の発露、気配、いわば "生の物語" が、珠玉の一篇一篇の中で、華麗に、狂おしく、哀切を込めて綴られ、分かちがたく結ばれている。各曲に添えられた下山自身によるテクストもぜひ味読して頂けたら ! 音と言葉、その向こうにあるゴヤの世界。グラナドスへの、スペインへの限りない愛情がこの一枚で艶然と形を結ぶ。」
intoxicate (C)森山慶方
9th album
『グラナドス:ゴィエスカス』
2017年07月27日発売
価格 2,970円(税込)
◆収録曲
ゴィエスカス ~恋をするマホたち~
第1曲 ロス・レキエブロス
第2曲 窓越しの語らい
第3曲 ともしびのファンダンゴ
第4曲 嘆き または マハと夜鳴きうぐいす
第5曲 愛と死 バラーダ
第6曲 エピロゴ 幽霊のセレナータ
エル・ペレレ(わら人形) ゴヤ風の情景
8th album
『ロマンサ・デ・アモール』/下山静香
―――「レコード芸術」 準特選盤に選出!
「ラテンアメリカピアノ名曲コレクション」第1弾。
名曲佳曲ひしめくラテンアメリカのピアノ音楽から、まずはメキシコ&キューバ編。
ポンセ、サウメル、セルバンテス、レクオーナによるロマンティック」な小品を集めている。華麗さと切なさが交錯するピアノの世界、ギタリスト竹内永和との2曲も収録。
「映画音楽や軽音楽でもアレンジを変え親しまれてきた中南米のピアノ音楽。エルネスト・レクオーナ作「夜のプレリュード」などは、この分野に精通していなくても聞きおぼえのある小品だが、それら古典の誕生地へ巡礼するように、丹念に紡がれるのが本作最大の魅力だろう。マーシャル音楽院で数々の名士に師事し、スペインを筆頭に世界で活躍するピアニストの下山静香。彼女の手にかかれば、ラテンアメリカの文化とともに音の古層が目の前にせまってくる。レクオーナ、マヌエル・ポンセ、イグナシオ・セルバンテスといったキューバ、メキシコを代表する作曲家の作品に対し、彼女の表現力はピアノ独奏(④⑮はギター伴奏)であることをすっかりわすれさせる。最後のポンセ作⑯では、リズミカルなショパンの影響(原曲)をみごとに捉えた名演で、音の残像が消えそうにない。」text by 若杉実 (月刊ラティーナ2017年9月号掲載)
8th album
『ロマンサ・デ・アモール』
◆ 収録曲
マヌエル・ポンセ:スケルツィーノ・メヒカーノ
愛のロマンセ、間奏曲 第1番、小鳥売りの娘
マヌエル・サウメル:悲しき思い出、ルイジアナ
イグナシオ・セルバンテス:セレナータ・クバーナ
オマージュ、失われた幻想、さらばキューバよ
ラベル・トワ(憶えていて)
マヌエル・ポンセ:エストレジータ
エルネスト・レクオーナ:夜のプレリュード
マズルカ・エン・グリッサンド
シボネイ
マヌエル・ポンセ:バラーダ・メヒカーナ
7th album
『サウダージ・エン・ピアノ ブラジルワルツ集』/下山静香
―――「レコード芸術」2016年9月号 特選盤に選出!
―――読売新聞「サウンズBOX」推薦盤に選出!
ブラジル音楽に宿る「サウダージ」をピアノ音楽に求めて、リオ・オリンピック開催の2016年夏にリリースされた魅惑のブラジルワルツ集。
フランシスコ・ミニョーネの《街角のワルツ》全12曲を日本初収録!
ミニョーネ夫人でピアニストでもあるマリア・ジョゼフィーナ・ミニョーネ女史から、当盤収録のすべての曲の演奏に対する詳細なコメントと、演奏者への賛辞が贈られている。
「呼吸の妙、対話する声部の美しさ・・・、まさに、これはナザレの心」(ナザレ〈ファセイラ〉に対して)
「このワルツがたたえる雰囲気を的確にくみとった、輝かしい演奏」(ミニョーネ〈街角のワルツ 第11番〉に対して)
〔あなたが創りあげたこのピアノ作品集を、私はとても気に入りました。美しい録音に、心からお祝いの言葉を贈ります。あなたは、素晴らしい才能と創造性、そして大変成熟したテクニックをお持ちです。あなたが演奏する《街角のワルツ》を聴くのは、とても幸せな経験でした。このCDは、間違いなく成功を収めることでしょう。〕
マリア・ジョゼフィーナ・ミニョーネ
「・・(略)・・・ブラジルのワルツ、“ヴァルサ・ブラジレイラ”は、中でも、ゆっくりしたテンポの内に、ポルトガル語系民族(ポルトガル、ブラジル人)特有のあの得も言われぬ情感、「サウダーヂ」を宿らせた、甘美な官能性とやるせない郷愁に満ちた曲調を具えており、それが聴きてを魅了する。その趣を具現したミニョーネの連作《街角のワルツ》を中心とした、ヴィラ=ロボス、ジナタリ、ナザレーの名作を揃えたこのアルバムは、すでに触れたとおり下山静香が、“ヴァルサの情緒”を鮮やかに、そして深ぶかと捉えていることにより、まさしく魅惑のアルバムとなった。」 (濱田滋郎氏 評、『レコード芸術』)
「・・(略)・・・最近の下山はヴェテランの貫禄が出てきた。華やかな導入のパッセージに始まるヴィラ=ロボスの《苦悩のワルツ》は途中から文字通り苦悩の情熱を帯びる。繊細なタッチと自在なアゴーギクでわずかに粘りを聴かせた歌い回しは、ラテン音楽に連想される骨太で濃厚なパッションよりは、むしろ都会的に洗練されたノスタルジーを感じさせる。ジナタリの《ヴァイドーザ》やナザレーの《ファセイラ》はしっとりとした愁いを帯び、ミニョーネの《街角のワルツ》は都会的な洗練とエスプリが心地よい。・・(略)・・・」 (那須田 務氏 評、『レコード芸術』)
7th album
『サウダージ・エン・ピアノ ブラジルワルツ集』
FOCD9666 (fontec) 2016年7月発売
価格 2,970円(税込)
◆ 収録曲
エイトル・ヴィラ=ロボス:苦悩のワルツ
ハダメス・ニャタリ:ヴァイドーザ第1番
エルネスト・ナザレ:ファセイラ/コンフィデンシャス(秘めた想い)
フランシスコ・ミニョーネ:《街角のワルツ》全12曲
6th album
『ショパニアーナ Hommage a Chopin』/下山静香
―――「レコード芸術」2015年6月号 特選盤に選出!
~ 20世紀を生きた作曲家たちによる、“ピアノの詩人”への手紙 ~
ショパンという、あまりにも巨きな存在に敬意を込め綴られた作品たち。豊かで清冽な感性と確かな表現力をもって、それらに生命を吹き込んだ意欲作。
エイトル・ヴィラ=ロボス、オスカル・エスプラ、デオダ・ド・セヴラック、そしてフェデリコ・モンポウ・・・下山静香ならではのユニークなラインナップは必聴。
「・・(略)・・・筆者にとりたいへんに喜ばしいのは、以前から譜面を眺めるのみで、音として味わう機会の全く乏しかったエスプラの《ソナタ・エスパニョラ》が収録されたこと。第2楽章を「民謡主題によるマズルカ」とするこの曲も、20世紀を代表するスペイン人作曲家が、心を込めての「ショパン讃」にほかならない。せヴラックも佳いが、結びに置かれたモンポウの“知る人ぞ知る”名作こそ、CDの価値と、秀抜なセンスを持つピアニスト、下山静香への認識をさらに高めよう。」
(濱田滋郎氏 評、『レコード芸術』)
「・・(略)・・・セヴラックの《ショパンの泉》は洒落た音遣いの逸品。パッショネルかつピアニスティックな佳演。モンポウの変奏曲の主題は例の胃腸薬のコマーシャルで有名なショパンの《前奏曲》第7番。冒頭部分は同じだが、あれあれという間に独自の世界に変容していく。・・・(略)・・・モンポウのユーモア精神と叙情に溢れた作品で、下山の演奏も曲の面白さをよく引き出している。」
(那須田務氏 評、『レコード芸術』)
6th album
『ショパニアーナ Hommage a Chopin』
FOCD9666 (fontec) 2015年3月発売
価格 2,970円(税込)
◆収録曲
エイトル・ヴィラ=ロボス:ショパンへのオマージュ
オスカル・エスプラ:ソナタ・エスパニョラ
デオダ・ド・セヴラック:ショパンの泉
フェデリコ・モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
5th album
『モンポウ 前奏曲集 & プーランク 夜想曲集』
―――「レコード芸術」2013年2月号 準特選盤に選出!
―――「音楽現代」2013年3月号 推薦盤に選出!
「リサイタルやレコーディングで大活躍の下山静香さんは、常に美しい音色と素晴らしいバランスで、無駄のないフォルムを私たちに提示してくれるのです。~中略~ スペイン音楽やフランス音楽だけでなく、バロックから現代まで、下山さんならではの完全なアプローチは極上の宝石の様な音色を生みだし、私たちを魅了し続けるのです。」(藤井一興 ピアニスト/作曲家)~ ブックレットより
スペイン・カタルーニャが生んだ“ピアノの詩人”フェデリコ・モンポウの前奏曲全12曲と、「フランス六人組」の代表格フランシス・プーランクの夜想曲全8曲をカップリング。和声の好みが似ていながら、音の「響き」が持つ方向性はまったく違う2人 ―― そこをあえてぶつけるというユニークな試み。銘器ベーゼンドルファーにより、下山静香ならではの音色が生かされています。
5th album
『モンポウ 前奏曲集 & プーランク 夜想曲集』
FOCD9574 (fontec) 2012年12月20日発売
価格 2,934円(税込)
◆収録曲
F.モンポウ: 前奏曲 (全12曲)
F.プーランク: 夜想曲 (全8曲)
4th album
『アルベニスへのオマージュ ~ 旅の想い出、タンゴ 他 』
『Homenaje a Isaac Albeniz Recuerdos de viaje - Tango』
―――「レコード芸術」2010年2月号 New Disc Collection に選出!
―――「音楽現代」2010年3月号 推薦盤に選出!
~ 下山静香さんの新しいCDに寄せて ~
『下山静香さんが弾くピアノには独特の郷土感があり、スペイン的な色彩と輝きに満ちている・・・』(逢坂 剛)
独特の響きをかもし出す総檜づくりのホールで収録した<アルベニス没後100年、生誕150年>を記念して初のオールアルベニス・アルバム。
―――“知性と感性のバランスに優れた下山静香のアルベニス・アルバム”
「~前略~ かの地で「スペインの心を持ったピアニスト」と称賛されたという下山の演奏は、アンティームな雰囲気に満ちているが、アルベニスの音楽に漂う暗い情念に共鳴しているように聴こえ、ムードに流されない硬質な表現に好感を覚えた。」(近藤憲一/「レコード芸術」2010年10月号)
「彼女の演奏は粒が揃い、声部が立体的に聞こえ、アタックが思い切り良い。確かにスペインものにピッタリで、師の一人でもあるラローチャを彷彿とさせる。~中略~ とにかく、スペインものをこんなに雰囲気豊かに聴かせる若手は、他に居ないだろう。」(倉林 靖/「音楽現代」2010年3月号)
4th album
『Homenaje a Isaac Albeniz Recuerdos de viaje-Tango』
2009年 MF22803 (Molto fine) 価格 2,724円(税込)
◆収録曲
旅の思い出 Op.71
海にて
伝説(舟歌)
アルボラダ(朝の歌)
アルハンブラにて
ティエラの門(ボレロ)
入り江のざわめき(マラゲーニャ)
浜辺にて
グラナダ「スペイン組曲」Op.47より
「2つのスペイン舞曲」Op.164
ホタ・アラゴネサ
タンゴ イ短調
タンゴ ニ長調「エスパーニャ、6つのアルバムリーフ」より
プレルーディオ(前奏曲)
セギディーリャス「スペインの歌」Op.232より
3rd album
『ペルラ ~ マイ・フェイヴァリッツ・モーツァルト 』
『"PERLA~ My favorites MOZART ~』
―――「音楽現代」推薦盤に選出!
~ 真珠のような艶と輝き・・・下山静香・初のモーツァルトアルバム ~
『モーツァルトが後世に託した秘密を解き明かす鍵を差し出してくれる、しなやかな演奏』・・・(海老澤敏)
「レコード芸術」9月号(準推薦)
「音楽現代」10月号 (推薦)
ほか「stereo」9月号、「レコード芸術」10月号に関連記事掲載
―――「音楽現代」07年10月号・新譜評より
~略~ ホールの響きを自身の耳で聴きながら弾いているためか、そこ此処に「間」が設定される。この一種のパウゼが彼女の現在のモーツァルト像を聴き手に印象付ける結果となっている。こうした音に託されたたくまざる表現意思は明暗二つのロンドでよく弾き表されている。華やかさと清らかさ、活発さと沈思。モーツァルトが書いたきわめて限定された音たちから彼女はよくぞここまで自身の織物を織り上げたものだ。変ロ長調ソナタからは、彼女の得意とする室内楽やオペラの愉しげな響きが聴こえてくる。さすがに、通り一遍でない聴き応えのあるアルバムを創ってくれたものと感心した。
[推薦]・・・保延裕史
―――「レコード芸術」07年9月号・新譜月評より
下山静香は、CD上ではこれまでスペイン音楽のスペシャリストであった。しかし、彼女は実のところ、かなり幅広いレパートリーを手中に収めたピアニストであり、古典から現代まで様々な楽曲を、演奏会プログラムにはちりばめる。~中略~ ここに1枚のオール・モーツァルト・ディスクが現れてみると、「なるほど、適性は十分に高そうだ」と感じさせるだけのものがある。 ~中略~ つねに正確に刻まれているいっぽう生硬な固さとは縁のない、いわば“生きて弾む”リズムの快さが、健やかであると同時にニュアンスにもかけていない歌いくちと相まって、凡庸ではないモーツァルト像を浮き上がらせる。広く一聴をお薦めできる1枚と思う。
[準推薦]・・・濱田滋郎
3rd album
『"PERLA~ My favorites MOZART~』
2007年 MF22802 (Molto fine)
価格 2,724円(税込)
◆収録曲
ピアノソナタ 第12番 K.332
ピアノソナタ 第3番 K.281
ロンド ニ長調 K.485
ロンド イ短調 K.511
2nd album
『Fandango Shizuka plays イべリアン・バロック』
―――「音楽現代」「今月の3枚」ピアノ推薦盤トップに選出!
スカルラッティ(イタリア出身)、ソレール(スペイン)、セイシャス(ポルトガル)といった、18世紀イベリア半島に活躍した作曲家の曲を集めたアルバム。
タイトルでもあるソレールの<ファンダンゴ>では、これがバロック?!という新鮮な驚きを感じさせ、めくるめく舞踏の世界が展開されるほか、近代スペイン音楽の祖ともいえるスカルラッティのソナタ5曲、珍しいセイシャスのソナタ2曲などが収録された、聴き逃せない1枚。
「音楽現代」9月号<今月の3枚のCD>ピアノ曲で、推薦盤トップ。
「ステレオ」誌9月号にて満点品位。
「レコード芸術」9月号にて準推薦盤。
「ショパン」10月号(9月20日発売)にてインタビューつき記事掲載。
「MJ無線と実験」10月号(9月10日発売)に掲載。
SACDジャーナル2004年秋号、「特捜野郎S-TEAM」のイラストに登場。
音楽現代2004年9月号「今月の3枚のCD ピアノ曲」
~ 略 ~ この18世紀イベリア半島の音楽をモダン・ピアノで演奏した下山静香のディスクは、作品の魅力を小気味よく鮮やかに、美しい響きで語りかける。どこにも無理のない自然な呼吸は、彼女がバルセロナのアカデミア・マーシャルでかのアリシア・デ・ラローチャから何を学んだかを伝えている。CDのタイトルともなっているソレールの「ファンダンゴ」の好演やセイシャスのソナタでの豊かな情感も特筆すべきだが、D.スカルラッティのソナタのつややかで特徴的なリズムもあの天才作曲家がイベリア半島で過ごしたことを思い出させてくれる。・・・多くの幅広い層の方々に一聴をお勧めしたい。(=推薦)青澤唯夫
CDに寄せられたエッセイ「音楽家・下山静香を聴く安らぎ」(J.ブラスコ/作曲家・指揮者・コントラバス奏者)より抜粋
~ 略 ~ 細心のin tempoの感覚を持ち、アーティキュレーションに優れた演奏(優れたフラメンコギタリストたちがそうであるように)は、より自由でロマンティックなもの ~民俗音楽の影響を受けた全てのクラシック音楽に不可欠である「リズム」の秩序を乱すような~ よりも、はるかにこの音楽の真実に近いものだ。
静香さんはこれを、体で理解している。彼女のリズムの精緻さ、フレージングでとられる適切で自然な呼吸を聴いてほしい。彼女の「ファンダンゴ」、そしてソナタの数々は、聴き終えたあとの私たちの心を、音楽家の虚栄をではなく“音楽を聴いた”、という安らぎで満たしてくれるのである。
2nd album
『Fandango Shizuka plays
イべリアン・バロック』
SACDハイブリッド盤での
リリース
ART-3088
◆収録曲
ソナタ ニ長調
ソナタ K.33 / L.424
ファンダンゴ ニ短調
ソナタ K.208 / L.238
ソナタ K.466 / L.118
ソナタ SK.28 ニ短調
ソナタ K.209 / L.428
ソナタ SK.75 イ短調
ソナタ K.492 / L.14 ニ長調
ソナタ R.84 ニ長調
ソナタ R.87 ト短調
1st album
アランフェス~下山静香ピアノ・リサイタル
*アルベニス、グラナドス、ファリャ、モンポウ、ロドリーゴといったスペインを代表する作曲家たちの名曲・佳曲を集めた、下山静香デビューアルバム。タイトルの<アランフェス>は、名高い「アランフェス協奏曲」のアダージョ。このディスクでは、即興性を持たせたピアノソロ・ヴァージョン(ロドリーゴ本人の編作)が聴ける。
「レコード芸術」2002年4月号より抜粋:
―――スペイン音楽のスタンダードなところを揃えた当CDの演奏ぶりは、イベリアの香気、色彩というものを豊かに湛えており、たいへん快く聴き通せよう。ロドリーゴの<セレナータ・エスパニョーラ>あたりは、とりわけ機微に触れた表現である。ファリャは<恋の魔術師>からの抜粋だが、 ニュアンスに富み、情景を瞼に浮かばせる。~(中略)~ ともあれ、スペインものを理解と愛着をもって表現できるピアニストは日本にまだ限られた数しかいないだけに、大切に見守っていきたい人材である。《濱田滋郎》
―――1曲目の<バレンシアーナ>を一聴して、まさにスペインそのものを感じた。歯切れのよいアーティキュレーションと軽やかなリズム、明るく乾いたピアノの音色。奔放な表現。それに<セビーリャ>のアラブ的なエキゾティズムに溢れた歌い回し。それは、長い間かの地に住んで身につけたというものではなく、ピアニスト生来の感性と自然に呼応しあうものではないかと推察する。~(中略)~ 選曲、演奏ともに、スペインのピアノ音楽を気軽に楽しみたい向きに、好個な一枚といえるだろう。《那須田》
CD「アランフェス」ライナーノーツより:
―――スペイン音楽のスペシャリストとして脚光を浴びつつある下山静香で あるが、紡ぎ出す音楽を通じて私たちの抱く常識的"スペイン像"に質の異 なる光を当て、あの国の文化理解への新しい切り口を考えさせてくれる。 近頃珍しい、不思議な魅力を持ったピアニストが現れたものである。
《中野雄・音楽プロデューサー》
1st album
アランフェス~下山静香ピアノ・リサイタル
録音:KML
制作:㈱ヴィルゴ
販売:㈱アート・ユニオン
ART-3071
◆収録曲
スペイン舞曲集第7番~バレンシアーナ
コルドバ
スペイン組曲op.47-3~セビーリャ
パバーナ・カプリッチョ
歌と踊り第6番
「恋は魔術師」
~情景|きつね火の踊り
~亡霊|恐怖の踊り
~真夜中|火祭りの踊り
ソナタNo.100ハ短調セレナータエスパニョーラアンダルーサ
パストラル
アランフェス,わが想い